カナダ最大規模のベースボールキャンプ「Big League Experience Baseball Camps」へ約1ヶ月間トレーナー活動をしてきました!
ここで経験したこと学んだことを記録としてまとめたいと思います!
また海外で行われるキャンプの雰囲気を少しでも感じてもらえると幸いです。
日本と海外の練習に対する取り組みの違い
カナダのオカナガン・オリバーという町で、元メジェーリーガーやオリンピックソフトボール金メダリストがコーチとして複数名集まり、6歳〜18歳を対象としたベースボールキャンプが約1ヶ月間行われました!
コーチ群の中には、メジャーリーグのチャンピオンリングを5つも保有しているほど実績ある有名なコーチもいました!
(実際にリングをつけさせてもらいました。とても重いです。)
下の写真に載っているコーチは、このキャンプの主催者でもあり元ボストンレッドソックスでプレーしていた選手です
とても真面目な方で話し方も理論的でわかりやすく、まるで日本人のような方でした!
また選手はコーチの話しを基本的にこの姿勢で聞きます。
このキャンプに参加する多数の選手がメジャーリーグを目指すためにトレーニングしに来ているので、少しでもコーチの教えを吸収しようと、ただ普通に話しを聞くだけでなく、必ず「質問」をします。
「この場合はどうすればいい??」
「もしこうなったらどうすればいい??」
「特に何を意識してやるといい??」
など、選手全員が納得するまでしっかりとコーチと選手の間で話し合います。
そのため、その練習の意味やコーチが求めていることを理解した上で練習に取り組み、より質の高い練習をすることができます。
しかし日本の場合は、
「コーチが練習の説明」→「すぐに練習」
これだと選手は常に受け身の姿勢であり、練習の質の向上があまり望めないのと同時に
「選手自身の質」があまり向上しないと感じます。
選手の質とは「人間性」の部分のことを指しますが、どの競技でもプロアスリートは人間性がしっかりしていて、自分の意思や自覚があり、意見をしっかりと述べることができます。
特に野球などの「チームスポーツ」ほどコミュニーケーションは大切になってきます。
有名コーチに言われたことだけを練習するだけでは決して上手くはなれません。
「練習のやり方」は誰でも教えられます。
それ以上を求めるには、自らコーチに問いかけ、さらに聞きたいことを引き出していきます。
自分が成長するためには、自分から行動を起こさなければいつまでたっても成長することはできません。
海外の選手はそれを理解しているので、
「コーチが練習の説明」→「なぜ?」→「コーチの経験談を交えた回答」→「この場合は?」→
と、いうようなコミュニーケーションを練習中に何度もみられました。
コミュニケーションが取れるシチュエーションであれば、技術的なアドバイスや感覚的なこと、それからメジャーでのちょっとした経験談など、聞けることはとことん聞きます。
「トレーニングをするためにキャンプに参加した」というよりは、
「コーチとのコミュニーケーションを楽しみに参加した」
メジャーリーガーと一緒の空間で過ごせるという大切な時間を本当の意味で有効活用しているなと感じました。
限られた時間で、いかに自分を成長させるヒントを得ることができるのか。
日本でも様々なキャンプが行われていますが、キャンプの過ごし方一つで成長の度合いが全く変わってきます。
もし何かのキャンプに参加することがあれば、積極的にコーチ陣とコミュニーケーションを取ってほしいと思います!
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